《今、返事しちゃえよ!黒田!》

みんなOKするよなって目で見ていた。

嫌だ…。

OKして欲しくない。

「黒田君!すぐ決めなくていいよ!」

夏希はそう言った。

《夏希ちゃんが待ってるんだから黒田早く答えだしてね》

あぁ…。

この状態じゃあたしダメだな…。

ここであたしも好きって言ったら絶対悪者になる。

あたしも歩美も黙って黒田達を見ていた。

《付き合え!付き合え!》
みんなが調子に乗ってコールし初めた。

「辞めてよ!まだいいの!」

夏希がそう言っていた。

するとずっと黙っていた黒田が口を開いた。