「あっ!歩美今日は早いね!」

歩美はあたしが来る前に学校に来ていた。

「そうなんだよ…時間間違えて早く着きすぎたんだよ…」

「あはは!歩美以外だね!疲れてるんだよ!」

あたしは歩美とどうでもいい事を話していた。

すると先生が教室に来た。
《今日から転校生を紹介する、入ってきて》

先生はそう言ってドアを開けた。

「内川夏希です。よろしくお願いします。」

そう言って入ってきた子は一つ縛りの南国系の女の子だった。

《今日から同じクラスだじゃあそこの席に座って》

そう言った先生が指した席は黒田の後ろだった。