「鈴木!」

新井田くんに急に呼ばれて、
なんだかちょっと恥ずかしくて手を離した

顔をあげるとさっきまでいた
英語の先生もいなく教室もざわついていた

「…あれ、授業は?」

「なに言ってんだよ!
もうとっくの昔に終わってるよ」

新井田くんはそう言って笑うと
あたしの肩の下まである髪を
くしゃくしゃっとなでた

「うそっ!気づかなかったよ~」

そう笑って机の上に出したままの
教科書やらを机の中に詰め込んだ