親に電話を入れ、担任の先生にも言っておいた。

未來にタオルを返しにいこうとした・・・。

保健室に入ろうとすると未來と恭平先輩の話声が聞こえた。



「恭平?優雅・・・可愛いでしょ?捨てるのにはもったいないんじゃない?」


捨てる・・・?


「しょうがないだろ。いくら可愛くても捨てなきゃいけないんだ」


恭平先輩と未來が・・・話してるの・・・か・・・?


「まぁ・・・優雅のような可愛い仔はいくらでもいるか・・・」


俺は・・・・未來の遊び相手・・・・ってことだったのか?





俺は気づかないうちに飛び出していた。


未來のことは本気で好きだった。


なんで・・・?  


未來は俺を裏切ったのか・・・?


 どうして・・・。


どうして・・・・・。


未來は・・・俺のこと好きじゃなったのか・・・。




そう・・・。


そうだとしか考えられない・・・。






このようなことがあったから・・・


 
俺は恋するのをやめた。


 恋をしても傷つくだけだって思い知らされたから――――