あれから、10年の月日が流れた・・・


いつもの道を歩いていると、後ろからアイツの声が聞こえた

「朔夜〜おはよう!」

そう言って、俺の腕に抱きついてきた

『拓斗か・・・』

朔夜は拓斗に顔を向けずに返事をした。

「えへへっ(笑」

『・・・どうしたんだ、頭ん中おかしくなったか』

「違うよ!?」
『だったらどうしたんだ?』

俺は拓斗に顔を向けて、聞いた。