「はい、もしもし、原田です。」
デタッ!本人だ!
「こんばんは、武内一也です。」
「こんばんは」
優しく癒してくれる音が受話器からボクの耳へと吸い込まれていく。
あれほど、緊張していたのに、予想以上に会話は弾んだ。
くだらないテレビの話から学校の出来事まで。
ん?待てよ?
意外な事に彼女だけが喋り続けている。
ボクのセリフと言ったらすべて、うんうん、だけだった気がする。
それでもボクの心は弾み続け、何ひとつ、彼女からの発言に否定もせず聞き続けていた。
少しイメージが崩れていた。
無口で恥ずかしがり屋な彼女のイメージをこの1年の間、ボクは勝手に思い描いていたからである。
それにしても、よく喋る。
ふと、時計に目をやると、もう、22時になる所だ。
1時間も?
と思いながら、彼女の話を聞き続けていたが、初めて彼女の話を止めて自分から話した。
「時間、大丈夫ですか?もう10時過ぎましたが」
「あっ、大丈夫だよ、それより、敬語やめない?」
と彼女から予期せぬ言葉が返ってきた。
「あっ!はい!」
「はいって、それも敬語ぽいね」
とクスクス年下のボクをからかうように彼女は笑った。
嬉しかった。
からかわれて、嬉しかった事など、今日の今まで感じた事はなかった。
デタッ!本人だ!
「こんばんは、武内一也です。」
「こんばんは」
優しく癒してくれる音が受話器からボクの耳へと吸い込まれていく。
あれほど、緊張していたのに、予想以上に会話は弾んだ。
くだらないテレビの話から学校の出来事まで。
ん?待てよ?
意外な事に彼女だけが喋り続けている。
ボクのセリフと言ったらすべて、うんうん、だけだった気がする。
それでもボクの心は弾み続け、何ひとつ、彼女からの発言に否定もせず聞き続けていた。
少しイメージが崩れていた。
無口で恥ずかしがり屋な彼女のイメージをこの1年の間、ボクは勝手に思い描いていたからである。
それにしても、よく喋る。
ふと、時計に目をやると、もう、22時になる所だ。
1時間も?
と思いながら、彼女の話を聞き続けていたが、初めて彼女の話を止めて自分から話した。
「時間、大丈夫ですか?もう10時過ぎましたが」
「あっ、大丈夫だよ、それより、敬語やめない?」
と彼女から予期せぬ言葉が返ってきた。
「あっ!はい!」
「はいって、それも敬語ぽいね」
とクスクス年下のボクをからかうように彼女は笑った。
嬉しかった。
からかわれて、嬉しかった事など、今日の今まで感じた事はなかった。
