早朝とも深夜とも言える 4時15分に、ふと、目が覚めた

2時間ぐらいは寝れただろうか?

私は基本、不眠症である、こんな生活から脱却したいと思い描いている。
仕事にもいけず、自ら隔離した部屋で、今も外に出れずに引きこもっている。

夏が過ぎたにも関わらず、私の肌は真っ白である。

去年の11月はじめに、医師から鬱病だと診断された。
仕事から離れて、もうすぐで1年が経とうとしている。

私は32歳の男、妻とふたりの娘がいる、
マンションも去年購入したばかりだ。

焦る気持ちとは、裏腹に私の身体は得体の知れない病に蝕まれ続けている。

今日、ある人の夢を見て起きた

久しぶりに耳鳴りと頭痛から解放され心地が良かった。

高校時代にひと目惚れした女の子

静子という名前であった

私にとっての純粋な初恋だった気がする。
彼女との出来事が記憶の片隅に、まだ、はっきりと残っている。


しかし、人間とは忘れる生き物。

彼女は私の事など、もう、忘れてしまっているだろう。

あの日から時は過ぎ、もう、14年にもなる。
17才の私が14年後のこんな時間に彼女の事を綴ってみようなどと、創造できるはずもなく
しかし、現実に私は綴り始めている、これもまた、必然なのだろうか?

私の勝手な哲学に
「すべては繋がっている」と言うキーワードがある。

私が思うに人間は【環境と遺伝子と人生の選択】で自己を形成していると考えているからだ。

私はあの時から、彼女に会うと言う選択をしてこなかった。
今は声だけでも、聞いてみたいと思うが、きっと、その選択もしないまま時は過ぎるだろう。

彼女も、もう33歳になる、結婚して、子供を授かって、きっと幸せに暮らしているに違いない。

しかし、彼女が今日、私の夢の中に、あの日と変わらぬまま、現れた。

これは、偶然か、それとも、必然か

私は眠れずに、あの頃の事を、そっと、想い返しはじめた・・・