あたりまえのしょうり

部屋に入ると各々がそれぞれの位置についた
きっとこの部屋では個人の居場所が決まっているのだろう、皆が自然と各位置に散らばった


「桜さん、お好きな所にどうぞ。」


「京さん、サッキーは私の隣って決まってるんだよ、さぁさぁ。」

そう言って自分の隣に置いてあるクッションをバンバンと叩いた


「で、では、そちらにさせていただきます!」


部屋の主は優しく笑った

「そんなに堅くならなくていいよ。同級生なんだから、気軽に接してね。」


(え………?
同 級 生 って言った?)