あたりまえのしょうり

女はゆっくりと立ち上がり、女生徒達全員の顔を見渡せる位置に向かった

加えて新入りも前に出るよう手で指示した


「今日から共に暮らす仲間だ。
ほれ、自己紹介しろ。」


背中を軽く叩く


「あ、ああ、あの、代森から来た桜といいます。よろしくお願いします!」


「だ、そうだ。
じゃ、仕事行ってくるから後頼むわ。」

(え?)

揺れる長い髪は颯爽と部屋から出ていった