栗沢:
「フッ………話は終わりだ………」
榊原:
「クッ………!!!!」
榊原先輩の睨んだ顔を尻目に、栗沢は私の方を向き直した。
栗沢:
「さぁ………早くしろよ………??樫家をここに呼び出せ…………それも独りで来るようにな…………」
桜庭:
「ッ…………」
どうしよう………
どうすれば………!!??
桜庭:
「……………断ったら……………」
栗沢:
「はぁ………??」
私は勇気を出して、栗沢を睨んで言った………
それが少しでも抵抗になるのならよかった………
桜庭:
「断ったら…………どうするんですか…………!!!???」
栗沢:
「フッ…………」
栗沢はクククッと不気味な笑い声を漏らす。
栗沢:
「だったら…………お前に人質の価値はねーよ………榊原と交代して貰おうか…………????」
桜庭:
「えっ………!!??」
栗沢:
「お前が断るなら仕方がない……………無理矢理にでも榊原に呼び出させるしかねーよ……………その代わり……………」
栗沢:
「お前がここにいる奴ら全員の相手をして貰うことになるんだが…………………それでもいいんだぜ…………????」
桜庭:
「ッ………!!!???」
そん………な………!!!!


