桜庭:
「なぁ、橘………」


橘:
「あぁ………??」


桜庭:
「前からずっと言おう思ってたんだが………」


橘:
「…………????」


桜庭:
「前に……柊先輩達が第二生徒会室に来た時のことだけど………」


橘:
「………それが何だ………??」


桜庭:
「私さ、あの話を聞いた後、何か違和感を感じたって言ったの………覚えてるか………??」


橘:
「………………そんなこと言った気もしなくもないが…………それがどうした…………????」


桜庭:
「あの時はそんなに深く考えてなかったんだけど…………やっぱり何かがおかしいんだよ…………」


橘:
「おかしい………??」
















そう。


私があの時抱いた違和感………


[今]はまだ、それは小さな綻びに過ぎないけど………








後にそれは、大きな亀裂となって私達に[災悪]が降り注ぐ…………