梅宮:
「フッ………やれやれ………これじゃあ、ボクが[感じ悪い先輩]になるじゃないか………」
実際そうじゃね……??
梅宮:
「冗談だよ………キミがどれぐらい桜庭のこと想ってるか確かめただけさ………」
橘:
「はい………????」
梅宮:
「だから、ただの冗談さ………ケガしてまで「仕事しろ」とは言わないよ…………それに………」
ん………??
梅宮:
「そもそもケガしたのも、慣れない仕事をキミ達に任せてしまったボク達、生徒会の責任だよ…………悪かったな…………」
そう言って、梅宮さんは頭を下にキッチリ35゚傾けた………
橘:
「あ……いや………」
先輩に頭を下げられちゃ何も言えねぇーよ………
梅宮:
「…………そうだな…………キミ達はもう帰って構わないよ………」
橘:
「えっ………!!??」
いきなりの甘口発言にオレは少し仰天した………


