「花本…。」 すると花本はようやく俺の目を見てくれた。 なにも言わねぇ俺に 「先生?どうしたの?」 「花本、目閉じろ。」 なにも言わず、言われるがままに目を閉じる花本。 あぁ〜、このまま抱きてぇ…。 そして、俺と花本の唇が重なった。 「んっ……っ…」 花本の甘い声が漏れる。 唇を離してやると、涙目で俺を見つめて 「これ…大人のキス?」 そう聞く花本に、俺はキスで答えた。 「先っ生……。」 そう言いながら花本は俺のシャツをぎゅっと握った。