Milky Milk ~間違いないのは1つ~



「…んあっ??全然アホ顔じゃないです。むしろ、凛々しいはずです」


「その第一声からしてアホな声。てか凛々しいって、ドコガ?」
(寝ぼけ顔には言われたくなーいっ。というか…またこのパターン…?)


ハテナマークがやっと消え去った後に、海は由茄との時間を邪魔されたことに怒りを覚える。

「なんでいつもいつもあなたは私の邪魔するんですかっ!」

海は愛羅にかなり近づく。愛羅を見上げる顔に、眉が寄る。くってかかりそうな勢いだ。


「俺、邪魔した覚えないけど。てか今の状況だと、お前の方が邪魔。俺はユカとハナシタイ」

私だって!と言いたいが、気力で押し込めた。