海にとって、愛羅はバイト仲間でしかない。バイト仲間だから一緒にいる。もしここで働いていないなら、一番関わらない人だろう。
「はいはい」
由茄は顔をくしゃっとさせ、笑った。本当に嬉しいようだ。こんなユカくん、見たことない…。
「今だってね、俺がスズランさんやオーナーを手伝ってたら、藤本さんの様子を見てきてって。あんなアイラ、久しぶり」
あのアイラさんが…私の様子を見ろとユカくんに命令…?そんなの自分の足で来てよ…。ユカくんに無駄な体力を…。でも、心配してもらってる←ことに、少し驚いた。
バイト仲間でなく、同僚に昇進した。
