「だからさっき言った。秘密基地に来たって」 「へーえ。…アイラさん私に耳ついてるの見えないんですね。てか邪魔です」 海は以前に比べ「バイトをして」とは言わなくなった。前は会う度言っていたが…。遠回しにやってほしいかな、位の柔らかい感じになった。この時も、「邪魔です」としか言わない。 「こたえになってないよ。話カミアワナイ」 「だから!とりあえずどいてくださーいっ」 「あれ、2人ともどうしたの」 海の大声を聞きつけ、オーナーがひょっこり顔を出した。 「ビリビリ気迫を感じるよ?」