キーンコーンカーン…


今日の授業が全て終わったことを告げるチャイムがなった。


「柚美一緒にかえ…「吉川さん!一緒に帰ろっ!」」


名波の言葉を遮って玲美が名波に話しかけた。




「ごめん…ウチ柚美ちゃんと帰るから…」



「…知り合いなの?…後悔しても知らないよ?」



そういって玲美は私を見た…





「ウチいじめするような人と友達になる気無いから」






ザワ







名波の言葉に教室がうるさくなった…





「だ…誰がいじめなんかしてるの?」




玲美が少し焦っている。




すると名波は玲美を指差して言った…













「あんただよ」