「おはよ-。」 「お、おはよう。」 あたしはテンパり気味で答える。 声の主は、 雨宮 隼人 アマミヤ ハヤト あたし達の幼なじみだ。 だから、二人きりの時間はわずか。 「おはよう、隼人。相変わらず寝坊か?」 「ふあぁ~、うっせぇ-。」 海の問い掛けに隼人が眠そうに答える。 すごく、眠そうだ。 「てか、相変わらずってかいつもじゃん。」 あたしは笑って答えた。 何がなんだで隼人が増えても楽しい。 二人きりがぃぃけどね。