あたしは海に、廊下の壁に押し付けられる形になった。





「...海?」



「何してた、屋上で。」



「き、休憩だょ~、リフレッシュ的な^^;」



海の目が怒って怖かった。


「は、放してよ。」



「告白なんだろ。何て、答えたんだよ。」



「そんなのどうでもいいじゃん。放してよ。海には関係なッ...痛い。」



腕を強く捕まれた。



「お前見てるとムカムカすんだよ。」






「えっ...。」




時間が止まったようだった。
その言葉を捨てさり、海は離れていった。
朝の海ではなかった。
あの笑顔の海では...