そして全員
無言で病室を出た
美羽のお母さんは
僕たちに深々と頭を下げて
転院の準備のため
福島へ帰っていった
僕はというと
やりきれなさを感じながらも
医局へ戻って仕事をこなした
夜が来て
いつものように美羽の病室に
行くべきか迷ったけど
とりあえずは行ってみることにした
ノックして拒否されたら
入らなければいいことだ
コンコン
反応ナシ
もう一度
コンコン
やはり反応ナシ
『入るよ』
僕は中に聞こえるように
少し大きめの声でそう言った
中に入ると
美羽は入口とは
逆のほうを向いて寝ていた
『寝てる?』
声をかけたが
やはり返事はない
『じゃあ おやすみ また明日ね』
と言ってドアを閉めた
無言で病室を出た
美羽のお母さんは
僕たちに深々と頭を下げて
転院の準備のため
福島へ帰っていった
僕はというと
やりきれなさを感じながらも
医局へ戻って仕事をこなした
夜が来て
いつものように美羽の病室に
行くべきか迷ったけど
とりあえずは行ってみることにした
ノックして拒否されたら
入らなければいいことだ
コンコン
反応ナシ
もう一度
コンコン
やはり反応ナシ
『入るよ』
僕は中に聞こえるように
少し大きめの声でそう言った
中に入ると
美羽は入口とは
逆のほうを向いて寝ていた
『寝てる?』
声をかけたが
やはり返事はない
『じゃあ おやすみ また明日ね』
と言ってドアを閉めた


