愛しのマイ☆ドクター

『わかった・・・

このマデルンハイト症候群と診断されて

助かった人は今まで一人もいない』



僕は意を決して

ベッドに座って聞いている美羽を

真正面から見ながら話を続けた



『この病気になった患者さんの数は

この20年でわずか10数人しかいない

その中で一番長く生きた人は3ヶ月

一番短かった人は2週間で亡くなった』



美羽は下唇を噛みながら

黙って僕の言葉に

耳を傾けていた



『だけど僕も院長先生も

できるだけいろんな治療法を考えて

やってみようと思ってる

君を助けたいと思う気持ちは

ここにいる全員一緒だから』



そこまでなんとか必死で言い終えた