愛しのマイ☆ドクター

それは僕が担当してる患者で手術の必要な子どものことを 外科医の先生と相談している最中だった



院内携帯が鳴ったのだ



着信は岡崎さんからだった



不吉な予感がした



彼女はめったなことでは携帯に連絡してきたりしないからだ



『もしもし!』



『先生っ 美羽ちゃんの意識がまたなくなりましたっ!』



『すぐに戻ります』



と言って外科医の先生には事情を話して病棟へ戻った







美羽のベッドの側では岡崎さんとお母さんが心配そうに彼女を見つめていた



その瞬間僕の中をいろいろな考えが駆け巡った



美羽の顔色は真っ青で



もうマデルンハイト症候群の末期症状だと判断せざるを得なかった



『しばらくは元気そうにパソコンを触ってて・・・ 昼食も少し自力で食べたんですけど・・・ その後急に苦しそうになって・・・ 意識を失いました・・・』



岡崎さんが悲痛な声で報告をしてくれた



僕と岡崎さんはほとんど気休めにしかならない措置を美羽にほどこした



あとは彼女の意識が戻るのを祈るしかなかった



でも僕は美羽のベッドの横で彼女を見つめながら神様に悪態をついていた





神様・・・



あなたは残酷ですね・・・



こんな純粋でまだあどけなさも残る少女に



これほどヒドい運命を与えるなんて・・・



彼女が何をしたっていうのですか・・・