愛しのマイ☆ドクター

そしていよいよレコーディングの日がやってきた



僕は院長先生から許可を得ていたので

この日はずっと美羽につきっきりになるつもりだった





朝美羽の病室へ行くと

彼女はもう目を覚ましていた



『おはよう 体調はどう?』



『ばっちりだよ この日のために体調整えてたんだもん』



そう言い切る美羽の顔色は

最近ずっとそうだったような土色ではなく

以前のように明るく

肌に張りとツヤも戻っていた



(気力・・・なのかな・・・)



『先生・・・』



『うん?』



『今日はよろしくお願いしますっ』



ベッドの上でかしこまって頭を下げた美羽は

重病を患っている女の子には到底見えなかった




『こちらこそ 今日は頑張ろうね』



『うん!』



そんな会話をしていると

社長さん マネージャーさん そしてメイクの美容師さんが

病室にやってきた



『おはようございます 今日は宜しくお願いします』



彼らも気合が入っているようで

いい意味での緊張感が

顔に表れていた



そして僕はしばらく病室を離れて

看護士の岡崎さんと一緒に

持って行く予定の医療器具や薬剤などを

細かくチェックした