それから僕は
入院した病院でミコトちゃんと出会ったこと
仲良くなってずっと一緒にいたこと
大きくなったら医者になって彼女を治してあげると約束したこと
クリスマス前に彼女は転院していったこと
その前に結婚の約束したこと
一年後に彼女の描いた絵と
お母さんからの手紙を受け取ったこと
それで彼女が亡くなったのを知らされたことを
美羽に話した
美羽は何も言わずに
ずっと黙って僕の話を聞いていた
『それで・・・ 結局会わないままだったの?』
『うん・・・ もう少し僕が大きかったら会いに行ったりもできたんだろうけど・・・』
『でも・・・ 結婚の約束・・・したんだよね?』
『・・・うん』
美羽は少し黙って何かを考えていた
『ねえ 先生・・・ 女の子は16歳から結婚できるんだよ』
『・・・・そうだね』
『美羽も もうすぐ16だよ・・・』
『うん』
『先生・・・ 結婚して』
『えっ・・・』
突然そんなことを言われて
僕は押し黙ってしまった
その様子を見てまた美羽が言った
『なーんてね 嘘だよー』
と言ったっきり
うつむいてしまった美羽の横顔は
ずいぶん頬がこけて痛々しく見えた
(新曲の発売日が美羽の誕生日だったね・・・)
僕は言葉にせずに美羽にそう言った
彼女は目をつむって仰向けに寝ていた
その寝顔は国民的アイドルではなく
一人の純粋で無垢な少女に見えた
入院した病院でミコトちゃんと出会ったこと
仲良くなってずっと一緒にいたこと
大きくなったら医者になって彼女を治してあげると約束したこと
クリスマス前に彼女は転院していったこと
その前に結婚の約束したこと
一年後に彼女の描いた絵と
お母さんからの手紙を受け取ったこと
それで彼女が亡くなったのを知らされたことを
美羽に話した
美羽は何も言わずに
ずっと黙って僕の話を聞いていた
『それで・・・ 結局会わないままだったの?』
『うん・・・ もう少し僕が大きかったら会いに行ったりもできたんだろうけど・・・』
『でも・・・ 結婚の約束・・・したんだよね?』
『・・・うん』
美羽は少し黙って何かを考えていた
『ねえ 先生・・・ 女の子は16歳から結婚できるんだよ』
『・・・・そうだね』
『美羽も もうすぐ16だよ・・・』
『うん』
『先生・・・ 結婚して』
『えっ・・・』
突然そんなことを言われて
僕は押し黙ってしまった
その様子を見てまた美羽が言った
『なーんてね 嘘だよー』
と言ったっきり
うつむいてしまった美羽の横顔は
ずいぶん頬がこけて痛々しく見えた
(新曲の発売日が美羽の誕生日だったね・・・)
僕は言葉にせずに美羽にそう言った
彼女は目をつむって仰向けに寝ていた
その寝顔は国民的アイドルではなく
一人の純粋で無垢な少女に見えた


