愛しのマイ☆ドクター

『そうか・・・ まあ美羽がそう言うんなら・・・』



そう 僕は主治医として美羽が望むことを

できるかぎりサポートすると決めていたのだった



だからこそ美羽のお母さんを使って

院長先生を説得したりしたのだから・・・



『じゃあ 美羽の話はなに?』



『うん あのさあ・・・ 

前に先生に好きな人のこと聞いたら話ごまかしちゃったでしょ?』



『ごまかしたって・・・人聞き悪いなあ・・・』



『でね その代わりにね

先生が今までに好きになった女の子のこと教えてもらおうと思って』



『今までに好きになった女の子って・・・25年間通して?』



『うん 一番忘れられない女の子のこと話して』



(忘れられない女の子・・・)



また僕は黙ってしまうことになった



こんな僕でも、思春期の頃は普通に

何人かの女の子を好きになった



でも、忘れられない女の子なんてたった一人・・・



ミコトちゃんしかいない・・・



けど あれはもう20年も前の話・・・



まだ幼稚園児だったころの出来事を

美羽に話すべきなのだろうか・・・



考えが堂々巡りしていたら

美羽がまたちょっとむくれて

文句を言った



『なんでまた黙るのー』



『あぁ ごめんごめん』



僕は決心した



すべて美羽に言ってしまおうと思った