「何だソレ!?メチャクチャ羨ましいんだけど!」

案の定、大きく反応したのはヒロだった。


「歳は?若いって、大学生位?顔は誰似??」


「いや、教えんの上手くてそれどこじゃなかったんだよ!マジ集中して一時間勉強したし。」


「えー!?聞いて来いよ!」

「顔は?」

珍しく食い付いて来たカズマの問いに、俺は精一杯先生の顔を思い出す。

「大学生にしちゃ大人びてた気がするなぁ、
顔は・・・クールビューティー系かな?」


すげーじゃん、と驚くカズマ。


「今からお前の塾通いたい・・・」


呟くヒロに、マジで来いよと笑いながら誘ってやった。