「ショーゴ……」 少し怒ったような館山先輩の声。 私は何だか空気を悪くしたくなくて慌てて口にする。 「あ、私、二年の日野 遥香って言います。 放送部には、先日入部したばかりです」 ぺこっと頭を下げる。なんか雰囲気に押されて(--;) 「ふうん、遥香ちゃんね。可愛い名前だなぁ。」 芹沢さんは言いながら立ち上がり、 私の正面まで来た…… ? 必然的に芹沢さんを見上げる形になる。 なんか、深い目をした人だなぁ…… 私もついまじまじと見つめてしまう。