「え……………。」

「だってさ、考えてみれば
 あんなに瑠実の事守るの
 瑠実に気があるからだよ」

「でもあの時はまだ
 彼女いたんだよ?」

「そんなん関係ないよ
 気づかない内に好きで
 いつの間にか守ってた。
 みたいなさ」


そういってニコニコ笑った。
本音なのか、私が
片思いをしているから
勇気づけようとしているのか
全然分からなかったけど
私が片岡に片思いを
しているのを見抜いたから…

本音なの?両思いって。



学校からの帰宅途中
友達にそんな事を
言われるもんだから
ふらふら上の空で歩いてた。

もう辺りは暗くて
夜の7時頃だった。
友達との放課後の話が
盛り上がりすぎた。