すでに時計は12時30分を回っている。 普通に考えたら、 あたしたちそうとう間抜けなことやっているんだろうなぁ… こんな夜中に狭いアパートで 3人してコスプレ大会。 客観的にみた自分を想像して 華恋は頭痛をごまかすように小さく笑った。 「我 光の使い時屋仁…」 仁がとなえる。 姫花はそっと華恋に耳打ちをした。 「いよいよ飛行だねっ!!」 「えっ?そうな…」 華恋の言葉が最後まで聞こえないうちに 3人の足は地面を離れた…