昼休み、

あたしは必ず行くところがある。


屋上。


「秋ッ!!」

「結羽菜っ!!

おっせーなー」

秋はすねたように、そっぽを向く。

こんなところも含めて、

好き。

だけど……

カレシじゃないんだ。

ただの、幼なじみ。

秋とはクラスが違うから、待ち合わせは屋上にしている。

それに……

秋はモテる…。

だから、

なるべく、

人目がつかないように……。

あたしが、

屋上を提案した。