お母さんの病室の前に来た。 はぁ、はぁ、はぁ。 躊躇う…。 だって入って良いのかな… 「娘さんですよね?」 振り返ると、そこにはナースがいた。 「どうぞ」 「母は…母は大丈夫なんですか!?」 「大丈夫ですよ、ちょっと大袈裟に騒いだだけですから」 「そうですか…」