ドカッ!! 大きな音がして隣を見ると、そこには綺麗な顔した女がダルそうに座っていた。 ドカッて音はカバンを机に置いた時の音か…。 しばらくすると女はカバンだけ置いて教室を出て行った。 あんな女見た事ねぇな。 「新川、上がれたんだな」 「は?」 「だから新川だよ」 そう言って大河は、俺の隣の席を見て指さした。