「次サボるよ」 佐々木の一言で屋上に来た。 「玲華は蒼が好きだと思う」 「何が言いたい?」 佐々木…? 「もしかしたら…玲華はあんたじゃなくて竜也を選ぶかもよ?」 「美波?」 大河もその言葉の意味を分かっていなかった。 俺も分からない… 「意味が分からない」 「そうかもね今は。でもその内分かるよ…」 佐々木は今まで以上に暗い顔をしていた。