「どうだった?」 「まぁまぁ。蒼は?」 階段を下りながらテストの話をした。 「まぁまぁ」 「真似すんな」 蒼となら、くだんない事でも笑いあえる。 あたしに笑顔が増えたと思う。自分でも分かるような気がする。 このまま時が止まれば良いのに…。