そんな姿にキュンと、 私の心臓は音を立てる。 きっと、私の気持ちなんてヒロくんは知るよしもないだろう。 私はうるさく、クラクションを鳴らすヒロくんの車の助手席に乗り込んだ。 「じゃあ出発しますよ、レミちゃん」 「スタジオまでの安全運転よろしくお願いしますよ、ヒロくん」 「はいはい」 車の中は、ヒロくんのタバコの匂いや香水の香りで溢れている。 このヒロくんの車と自分の家が、私のお気に入りの場所なのだ。