前のめりになりながらカラオケを出る。 ひきつった頬の筋肉はなかなか弛緩してくれない。 これじゃあ変な女だ。 微妙な笑顔を保ったまま電話ボックスに繋がる。 『はぁい?』 その声が受話器を伝って耳を震わせた瞬間。 あたしは、決壊した。