「あたしは、サイダー」 辛苦を噛み殺して笑う。 心なしか、崎山さんの瞳が濁っていくような気がした。 無論、そこまであたしの目は良くないから確証はない。 「そうだ。崎山さぁ、お金あるならここにいる全員分のカラオケ代払ってよ」 「そうだねぇ。 確か崎山ちゃんってぇ、パパが部長さんとかだっけぇ?奈々のパパが誉めてたよぉ」 意味がわからず崎山さんに視線を移すと、彼女は小さく震えていた。 どういうことだろう。