「美玲は?」 ふいに梨花のマイクがあたしに向けられる。 ここでどちらを取っても仕方ない。 「あたしはあんまり知らないし。今日初めて知り合ったんですけど」 しらけるかな、とも考えたけど、奈々と舞は満足そうに頷いた。 「それもそうだねぇ」 「じゃあさ、ここにいる奴等は逢阪に手ぇ出すなよ」 ケバ子、もとい舞の脅迫に似た言葉がマイクを伝って響き渡る。 一瞬にして空気が凍りついた。 気のせい、じゃないと思う。