悪魔? or 天使?(上)






黒崎は額に青筋を浮かべてた。でも気にしない。




校門に着くと、他の子たちはもう集まっていてあたしは普通に怒られた。




「じゃ、行こうか」




遠藤 梨花(今聞いた)の言葉で、あたしを含めた7人はゾロゾロと歩きだした。




だけどあたしだけは多分、不幸に向かって歩きだしたんだろう。




血のように赤い夕焼けが、まるであたしを咎めるかのように照りつけていた。