黒崎は額に青筋を浮かべてた。でも気にしない。 校門に着くと、他の子たちはもう集まっていてあたしは普通に怒られた。 「じゃ、行こうか」 遠藤 梨花(今聞いた)の言葉で、あたしを含めた7人はゾロゾロと歩きだした。 だけどあたしだけは多分、不幸に向かって歩きだしたんだろう。 血のように赤い夕焼けが、まるであたしを咎めるかのように照りつけていた。