ピンポーン こんな異常な状態でも、 チャイムは分け隔てなくお決まりの音を鳴らす。 しばらくして、明るい聞きなれた声が返ってきた。 『はぁい、水無月ですぅ』 いつもより間延びしたお馴染の口調。 間違えるはずもない。 優里だ。