あたしはもう一度立ち上がる。 痛む体を無理やり起こして、 よろよろと歩きだす。 「あれ、行くの?まぁいっか。 じゃあ早く連れて行ってよ」 そんなあたしをあざ笑うかのように悪魔はついてくる。 それでも構わない。 早く、早く行かなきゃ…… あたしが生きるためには、必ず彼女が必要なんだ。 かすんだ視界の端に、見慣れた家をとらえる。 「…あ…っ」