「聞いてんのー?死ぬなら死ぬでいいけどさ。 予定狂っちゃうなぁ。本当ならあんたが最後のはずなのに」 周りには誰もいないのか、悪魔は好き放題言っている。 「今殺してあげてもいいんだけど。どうする?」 あたしの体は動かない。 まるで薇(ぜんまい)の切れた人形のように微動だにしない。 「答えないの?じゃあ計画通りに進めさせてもらうよ。 でも、せっかくここまで来たのになぁ… とりあえず目的地まで行ってくんない?」 「……う………て…」 やっと動いた口は、正確に言葉を紡ぐこともできてない。