悪魔? or 天使?(上)





もうどこを走っているのかもわからない。




本当に目的地に向かっているのか、

それとも同じ場所をぐるぐると回っているのか。




一向に家は見えない。




「……ゆう…り…っ」




バシャッ!




足元をすくわれ、水溜りの中に倒れる。




頭がぼーっとする。




たらふくご馳走になった頭痛薬のせいか。




そんなあたしを見て、悪魔は笑う。




見下すように、蔑むように。