そんなあたしの背中をつけている悪魔が一人。 気付かないとでも思っているのか。 ずっとあたしの後をついてくる。 今は電柱の陰にいて、姿は見えないけれど。 確かに“いる”。 悪魔は、あたしの幸せを奪わんとしている。 「……っ逃げなきゃ…!」 あたしはもう一度走り出した。