「でも、その人の気が変わらないうちに結婚した方がいいかもね。 飽きられたら終わりだよ」 「ふぇえ!? そ、そんなこと言わないでくださいよぉ!!」 「嘘じゃないよ、今回だけは」 「いつもみたいに冗談だけど、って言ってくださいよぉ」 「無理。却下。断る」 「はわわわ…」 優里は可哀想に、顔を真っ青にして部屋を出て行った。 電話でもするつもりなのかねぇ。 まぁ飽きられることなんてないと思うけどね。