悪魔? or 天使?(上)






「結婚しないの?」




あたしの質問に、優里は顔を真っ赤に染める。



「っけ、結婚なんて!まだ早いですよぉ!

それに、彼とも相談しないとぉ…」




「冗談に決まってんじゃん。優里に仕事辞められたらあたしは誰を頼ればいいのさ」




これはちょっとした嫉妬かもしれない。




あたしだけの『先生』に、大切な人ができた。




それがちょっと悔しかっただけ。




別に執着してるわけじゃないんだけどさ。




あたしだって優里が大好きだから。





なんてね。