だから私が消してあげる。 あの人を殺した罪を、私が裁いてあげる。 偽物の分際で、今ものうのうと生きている“彼女”を、 本物の『美玲』が断罪してあげる。 でも、ただ消すだけじゃつまらないから。 先に大切なものを奪ってあげることにした。 “彼女”の大切なもの。 命、家族、友人。 全部私が奪ってあげる。 人から幸せを奪われる悲しみを、 私に与えた悲しみを、