「終わった」 セリフの通り、学校が終わった。 ホッと一息。 そこに仲良くなった“遠藤”とか言う子が近寄って来た。 「美玲ー。今日カラオケ行くけど、どうする?」 「じゃあ、あたしも行くよ」 「ホント?それじゃ、校門で待ってるね」 遠藤はそれだけ告げて教室を飛び出していった。 学活が終わってものの10分で教室にいるのはあたしだけ。 なんともさみしー光景。