あたしはそっぽを向いたままパックのジュースのストローをくわえた。 どうでもいいけど、あたしはオレンジジュースが好きだ。 「ま、いいけどさ。 でも美玲はそのままがいいよ。もとに戻らないでね」 「前向きに検討してみる」 「またそうやってはぐらかすー!」 自分のちょっとした変化に気付かされた今日この頃。 明日からはまた新鮮な気持ちで歩きだせるかもしれない。 …そうだ。 今日は優里にでも会いに行こう。 あの日から一度も話してないしね。