取りあえずこんな人間紛いの新種生物でも受け入れてくれるらしい。




しかし、どうにもこう大勢に見られると違和感を感じてしまう。




これはあたしの性だろう。




ふと視線を巡らせると、最後列に見慣れたというか一度見たら忘れないだろっていう二人組を発見した。




確か教室と反対方向に去っていったはずだったけど。




「お前、さっきの」




「やっぱり同じクラスだったんだ」




どうにも調子が狂う。




親しくされるのには慣れてないんだ。